高校生の自転車安全運転講習

普段から、自転車の安全について、をライフワーク的なテーマとしている私ですが、ようやく自分の子どもが『自転車安全運転講習』を受講できる機会がやってきました(^^)v
この時の写真はFacebookページのアルバムに載せています。
我が家の子ども達、全員が県立高校(しかも工業!)に進学したので、1期目の1年目の9月に初めての質問で『中高生への自転車の実践的な安全教育ができないか』と訴えさせて頂いて、翌年から市立高校3校での自転車安全運転講習が始まっても受けられていなかったんです。その次の年からは県立高校2校にも拡大していたのですが、その時には対象校にならず・・・末っ子にして初めて実際に自分の子どもにも!ちょっと嬉しかったです。
と言うわけで、保護者として(!?)参観に行ってきました!
1年生全員を4班に分けて、『講習』『死角体験』『傘差し・携帯運転体験』『衝突体験』をそれぞれ班ごとのローテーションでした。まず末っ子の班は、傘差し・携帯から。
ヘルメットを被って、傘を差すか携帯で電話しながら30cmの幅の一本橋(と言っても安全のために地面に書いてあるだけ)を渡り、コーンをスラローム・・・当然、誰も出来ていませんでした(笑)
携帯組には先生が横から『メール見て!』と声をかけるも、スラロームに入った生徒からは『えっ!?無理~(T_T)』という返事も。傘組には『まっすぐ走れ~!』と言われても『できひん~(T_T)』と苦笑い。
この、『運転できない』という感覚を持って貰うことが一番大事なので、大成功ですね。
傘差し運転体験
死角体験は、車を運転したことがある人、免許を持っている人なら必ず知っているはずの部分ですが、運転免許を持たない高校生にとっては新鮮だったようですね。車の運転席に座った生徒から『え?あれ?』という声がチラホラ。
衝突体験は、実際に自転車に見立てた段ボール(本当に自転車の箱でした)に、時速50kmで自動車が衝突してその衝撃を体感してもらうもの。多分、これが一番高校生にとっては『衝撃』だと思います。一時停止の必然性も分かりますし、ぶつかって吹っ飛ばされた際のヘルメットの重要性も認識してもらえたのでは・・・と思います。
時速50kmの車と段ボールの衝突体験
講義は、私も一緒に・・・とは行かなかったのですが(笑)、基本的な交通法規と加害者になった場合の賠償なども含めての内容だったようです。子どもって、自分が被害者になるということは想定していても、加害者になる可能性はあまり想定できないので、重要だと思います。
自転車に関しての道路交通法は6月1日に改正分が施行され、違反に関する指導強化が行われます。
時々、『青切符制度が出来た』と勘違いされている方がいらっしゃいますが、実際には青切符という行政処分が出来たわけではなく、これまで通り自転車は基本的に刑事罰(赤切符)です。ただ、今までのようにいきなりではなく、違反摘発に関して3年間に2回で講習受講(3時間・テスト有り・5700円の受講料要)の義務を課して、違反を無くしていこうとするものです。
個人的には『イエローカード』ができたと思っていますが、まずルールというのは『自分の生命・未来・権利』を守る為にあるので、違反に対して講習を受けないと行けないから守る、ではなく『自分自身を守る為に守る』というスタンスでいて頂きたいと思います。

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