駒田かすみ ~母として人として~
視察報告~前橋駅前整備事業について


1月20日~22日にかけて、市民クラブ・民主党で前橋市・富山市に会派視察に行かせていただきました。
20日は朝から姫路では珍しく積雪…電車がどうなるかわからないままの出発でしたが、もともと訪問先の前橋市さんの受け入れが21日の午前とのことで、20日は移動のみ。予想通り新幹線が遅れ、乗り継ぎの新幹線を変更しての移動になりましたが慌てることもなく到着することができました。

今回の視察は2市ですが、姫路市が今後姫路駅南口の整備をするにあたって、他市の駅前を見ることで、今後南口整備の参考にしようということで、駅前整備ともう1テーマという組み合わせで、1市あたり2項目ずつという意外に時間がタイトな日程でした。

前橋市の駅前整備にあたっては『JR前橋駅』と『上毛鉄道中央前橋駅』が離れている状況や、ケヤキ並木と広場の一体化、駅前利用者の動線づくりを通してにぎわいのある都市をデザインするという中で、かなり姫路との共通点がありました。姫路では、北駅前広場~大手前通りへの動線確保と歩行者空間・にぎわいのあるまちづくりという形を実現しつつあるのですが、南側は観光目的よりもビジネス目的が多く、前橋駅前の整備状況はどちらかといえば姫路駅北口に近いものでした。

ただ、その中で目を見張ったのは『かまどベンチ』『トイレベンチ』という、バス停付近のシェルターでの据え置き型ベンチを『単なるベンチ』で終わらせず、災害時の一時避難所として駅前を活用する際に必要な機能を持たせるという発想でした。姫路ではベンチは『富栖スギ』を活用したものになっているのですが、災害時には近隣施設のトイレなどが使えなくなる可能性も考えて、南口に同様の機能のあるベンチを設置することも非常に有意義に感じました。
(因みに、姫路駅北側では地下街があるため、トイレベンチの設置は難しいだろうな、ということは想像に難くありません。)

また、ロータリーは一般車とバス・タクシーの分離が行われ、一般車側のロータリーには20分無料の駐車場がある点などは、姫路駅の北口と南口のいいところ取りをしたような形。更にシェルター部分は暗くならない工夫があったり、25度以上でミストが出る、照明が懸垂幕をかけられる形になっている、等々ちょっとしたことでおもてなしの心を見ることができました。姫路の北駅前広場の照明塔も、懸垂幕が掛けられるようになっているのを見ると、誇らしく感じました。

ただ、姫路も前橋も、実は駅を降りて見た際に『分かりやすい時計』が存在しないのも共通していましたが、これは南口の整備の際には『最初から時計を含んだデザイン』で作っていかなければ…と思いました。駅に向かう際にも、駅から出る際にも、時計があるのとないのとでは随分と気分が違いますからね。