視察報告~大府市・議会活性化

8月3日~4日にかけて、議会運営委員会の視察に行って参りました。
3日は大府市での議会活性化の取り組みについて。今回の視察は、議会運営委員会の議員さんが直接対応して下さって、少しビックリ。

大府市の委員会では、年間でテーマを設けて、そのテーマに関しての勉強会や情報交換会を行い、休会中に議員間での意見交換会、更に行政視察を行った結果を討議して年度末に向けて政策提言を行うという形で『テーマ活動』を通して議会の活性化を図っておられるとの事した。
背景にあるのは、常任委員会で全ての審議を行っているという状況。姫路市では、常任委員会の他に特別委員会を構成して、その年度毎のテーマに基づいた審議を行っていることを考えると、内容的にはそれ程差がないのかな?という感想を持ちましたが、勉強会や情報交換会が議員だけでなく、市民や各種団体の方も含んでいるのは、とても良いことに感じました。

もう一点の議会活性化は予算・決算審査のPDCAサイクルとのことで、こちらはそれまで決算審査が12月だったのを9月にして、次年度の予算に反映させるということでした。これは、姫路市は昔から決算については9月議会で審議を行って、10月末~予算要望会を行う形なので、姫路市の方が進んでいることになります。
主なテーマは上記の2点だったのですが、特に興味を引いたのが『音声入力システム』の導入による議事録作成の時間と手間の省力化でした。
議事録作成はどこの議会でも、かなりの時間が必要になるとのことで、姫路市ではこの6月から事務局に事前に1問目の原稿をデータでお渡ししておき、速記の段階で違う内容(表現の変更など)を修正して『速報版』として提示し、最終的に音声をきちんと書き起こした形で議事録を作成するという形に変更をしたところですが、音声による入力があれば、それが更に早くなるのでは?という期待が。
お試しでマイクを通してしゃべった内容を文書化する過程を見せていただきましたが、播州弁の会話だとかなり『おかしな』文章が表示されていました。カスタマイズなどを行えば使えそうですが、議会だけで使うのでは…ということで、大府市さんでは他の審議会などの会議でも利用されていることで様々な場面での『省力化』に活用されているそうです。

姫路の場合では、事前の原稿データがあるところからのスタートなので、音声認識システムで『原稿と違う所』のみチェックしていく形にすればかなり速度と精度が上がるように感じました。

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