駒田かすみ ~母として人として~
視察報告~宇都宮市・自転車で”走れば愉快だ”宇都宮


5月15日~17日に、姫路市議会1期生6名それぞれがテーマを出し合い視察を行うことで、研鑚を深めようという事で、行政視察に行かせていただきました。今年は宇都宮市・さいたま市・新潟市の3か所、今回の宇都宮市は特に私自身が一度は必ず行ってお話を伺いたいと思っていたので、非常に楽しみにしておりました。

最初の宇都宮市は『自転車で”走れば愉快だ”宇都宮』をキャッチコピーにして、日本でも有数の自転車活用・推進の先進地。○○で愉快だ宇都宮、のフレーズはいたる所で使われており、統一感も抜群です。

宇都宮では、自転車レーンの設置という、どの自治体でも取り組みやすいことだけでなく、全体として『自転車のまち』というブランディングを行っており、ソフト面の充実も図っておられました。

中でも私がステキだな!と思ったのが、自転車マップと、宮サイクルステーション、自転車の駅の存在。

自転車マップは、折りたためば名刺サイズでワンタッチで開閉できるmiura-oriという特殊な折り畳み方の地図で、自転車に乗る人にとって重要な『ルートマップ』に『高低差』が表示されています。もちろん、自転車安全利用五則もきちんと書いてありますし、自転車の駅も記載されているので、乗る人にとってとても便利に出来ています。

宮サイクルステーションは、駅前で、シャワー・トイレ・休憩スペース・自転車の修繕スペースが完備されているだけでなく、サイクルスポーツの情報を取りまとめてあったり、宇都宮ブリッツェンの実際のレースマシンが展示してあったり、ロードバイク・ミニベロ・クロスバイク・ピストバイク(ピストバイクと、よく問題になっている『ノーブレーキピスト』は別物です。ピストバイクは簡単に言うと、ギアチェンジのないスポーツバイクです)のレンタル(もちろん、ヘルメットも)があったりと、自転車に乗るための情報や整備に必要な内容が整備されている場所でした。こういう所があると、レンタサイクルも『活用』が可能だとしみじみ思います。

自転車の駅は、いわゆる『道の駅』の自転車バージョン。コンビニエンスストア等で、サイクルスタンド(スポーツサイクルは基本的に、スタンドがないものが多いので、サドルをひっかけてとめるスタンドがあると便利なんです)を設置してあって、簡単な工具やポンプの貸出をしてくれるお店。姫路市内でも、自転車乗りの皆さんがよく利用するコンビニエンスストアってあるんですが、そこにサイクルスタンドやポンプがあれば便利なのに…という気持ちがあるので、これを行政側からの働き掛けで設置できれば、自転車に乗りやすくなること間違いないと思いました。同じような形で、商店街にも自転車の駐輪スタンドの設置補助もあるとのことで、自転車で買い物に行きやすい街をつくろうという意気込みを感じました。

さらに面白かったのが、アーケード街の自転車通行の社会実験。宇都宮のアーケード街は、自動車は禁止なものの、自転車の乗り入れ禁止にはなっていないとの事で、自転車通行を中央部にすることで歩行者との分離を行ったところ、通行しやすくなったという事でした。姫路のみゆき通りは自転車の乗り入れ禁止ですが、そうは言っても結構な数の自転車が走っていることがありますよね。いっそのこと、自転車は通れるけれど、歩行者と完全に分離した通行帯を作る方が、買い物などには便利ですし、商店街の活性化にも繋がるのではないか、と考えました。

自転車で走れば愉快だ宇都宮、まだまだ発展途上との事でしたが、姫路が見習うべき点は沢山あるように思います。