駒田かすみ ~母として人として~
トークセッション~姫路の都市計画


11月5日に、姫路市が主催の『姫路の都市計画 多核連携型都市構造の実現をめざして』という基調講演とトークセッションに、姫路市議会建設委員会委員長という『市民代表』の立場で参加させて頂きました。



姫路市では、現在都市計画マスタープランについて改訂中で、都市計画マスタープラン(案)へのパブリックコメントを行うにあたって、市民の皆様への周知をはかり、ご意見を頂くきっかけとしての基調講演・トークセッションということで、都市計画課とおおよその議題について打ち合わせを行ってはいたものの、当日の直前に初めて全員が顔を合わせてのセッションとなりました。

第1部の都市計画マスタープランの概要説明に続き、兵庫県立大学環境人間学部教授の福島徹氏による【都市の将来像を描く『都市計画マスタープラン』の意義】と題した基調講演が行われました。基調講演では、基本的に都市計画マスタープランの策定自身は姫路市の役割であっても、その中で実際に生活する市民・事業者・行政の協働によって、最終的に都市マスタープランの効果が得られるという面について、丁寧に解説されました。

休憩を挟んだ第2部のトークセッションは、兵庫県立大学 自然・環境科学研究所教授の田原直樹氏をコーディネーターとして、公益社団法人兵庫県建築士会 姫路支部支部長の中山栄一郎氏と、私の2名で市内の実情についてお話しをさせて頂き、福島徹氏がコメントをして頂く形で進行いたしました。
私からは、市街化調整区域内での現状や高度成長期に開発された団地での現状(高齢化や空き家、建築物の老朽化対策、段差や急斜面などの状況や交通網の問題など)について、集落地域整備法適用地域(香寺町土師・香寺町岩部)の状況について、農業基盤の整備と若年層のUターン・Iターンへの取り組み(就農支援と若年層の受け入れ時の住居整備など)についてを含んで、市街化調整区域での全体としての『まちづくり』の問題点などをお話させて頂きました。中山氏からは、対照的に市街地での空洞化や、平時からのまちづくりの重要性や、内水氾濫などの問題点が提示され、福島氏から最終的なとりまとめとして、マスタープランは出発点であり、実現に向かって課題を具現化していく為の道具として都市計画を活用する事の重要性や、多核連携のためのスタンスについて語られました。
 
会場におられた方を含め、それぞれ都市計画に対しての思いはあっても、協働という事を考えた場合にまず必要なのは、行政だけではなく地域の中での取組を含めて、地域毎の課題となるキーワードを共有していく事に他ならないという点については明確化されたように思います。