2月17日~18日にかけて、同期の議員6名で視察へ行ってまいりました。とはいえ、私自身は17日には中播衛生施設事務組合の月例出納検査(いわゆる月例監査)で終了後に合流となるため、実質的には18日の朝からに向けて、17日の午後は新幹線~列車に揺られて…といったところ。
18日の視察内容は、広域地域医療ネットワーク(あじさいネット)について。
姫路市でも県立循環器病センターと製鐵記念広畑病院との移転合併の話題や、医療と介護の包括ケアシステムなど、様々な面で『連携』するためには広域地域医療のネットワークが必要になってきます。そんな中、長崎大学病院を中心にすでに活用されているあじさいネットの事例をお聞きすることで、姫路市での展望を…という事でテーマが選定されました。
電子カルテ化し、それによって地域連携としてカルテの参照をすることができる点のメリットは、医療機関で働いたことがある人間ならすぐに思いつく半面、実際の運用でのデメリットや困った点などについては、現場で実際に活用されている事例を見ないと…という思いがあったのですが、『患者様本人の同意書』を介して転院等の際にカルテを見ることができる、更には継続した流れを見ながら治療できるというのは、やはり非常に有効ですし、緊急搬送先などでそれまでのカルテが見られない中の手探りではなく治療にあたることができるという点は、患者様本人にとっても非常に安心に繋がるのだと実感しました。
また、拠点病院とかかりつけ医の間での『差』に関しても、様々な症例を共有できることで埋めることができるという形は、離島の多い長崎でも、市域が広い姫路でも同様に活用すべき内容に思いました。今後、姫路だけでなく、連携中枢都市の中ではりま全体として、このようなネットワークが構築できるように…と思います。