1月17日から18日にかけて、地方創生・広域連携特別委員会の行政視察で宮崎市に行ってまいりました。
…ところで、何故、地方創生?と疑問に思われる方もいらっしゃいますよね。元々、私の平成28年度の特別委員会の所属は、観光交流特別委員会で、しかも11月に観光交流特別委員会の視察にも参加していますので、何故?というお声が上がるのは当然だと思います。
これは滅多に無いことなのですが、年度内で所属委員会が変更になった事によります。今回は、12月に松葉前議長が逝去された事を受けて、会派としての人数の不均衡が発生するため、所属委員会が変更になりました。余談ですが、常任委員会の所属の変更は『変更』で、特別委員会の所属の変更は元々の委員会を『辞任』して新しい委員会の委員として『任命』になるんです。豆知識ですね。
で、その宮崎市の視察ですが2日間に分けて、市役所での座学と現地という『フルコース』でした。
座学は、連携中枢に関する内容(みやざき共創都市圏について、移住コンシェルジュについて、みやPECについて、等々)と地方創生戦略に関する内容(リコージャパンとの提携や総合スポーツ戦略みやざきの取り組み事例等)という形で、多岐にわたるものでした。
この中で、一番印象に残ったのが『予算』面。
地方創生は、メニューとして様々な分野に跨がる形が多く、どのように予算化をするかという面は、行政という縦割りの機関では非常に難しいものですが、宮崎市では特別予算として事業間調整用に5億円という予算を確保して、それを推進協議会の中で書くかで事業構築を行う中で配分をするという形を取られているとのこと。確かに、この形なら調整時の流動性も高まるし、生きた予算の使い方ができるだろうと、参考になりました。姫路市でも、是非同じ手法を活用して頂きたいですね。
18日の現地視察は宮崎総合発達支援センターと、総合スポーツ戦略みやざきの中心でもあるスポーツランドみやざきへ。
総合発達支援センターでは、広域連携における発達支援として、周辺市町を含めた形での取り組み状況や通園施設内部を見せていただきました。子ども達が時分の持てる力を活かして生き生きと過ごす事が出来る場所を確保する事は、小規模自治体にはなかなか難しい事を考えると、広域での対応の必要性は高いものの、現状の姫路市で同様に受けいれる事が可能か…と尋ねられると、すべてOKとは云いがたいのではないか、と困難も感じました。
スポーツランドみやざきでは、プロ野球のキャンプイン直前ということでしたが、広大な敷地に様々なスポーツ施設がひとまとまりになっていることのメリットと、同様のことを姫路で考えた場合のデメリットも感じました。これだけは、平野部の広さという自治体の立地条件や、アクセス面、更には現在の姫路のようにスポーツ施設が点在していることのメリット・デメリットをきちんと見直す事が必要になって来ます。
姫路市でも地方創生の一環として、はりまクラスター型サイクルスタイルの構築が推進されつつある現在、広域連携での魅力の発信に、少しでも協力できるように頑張って行きたいと思います。