5月8日に周南市のアイランド・ツーリズムについて視察を行いました。
ところで、アイランド・ツーリズムと言うと、どんなイメージを持たれますか?
私は、島の美味しいものや美しい場所を堪能し、リゾート気分を存分に味わう、というイメージでした。
なので、市の施策としてアイランド・ツーリズムと聞いた時には、どんな風に?という疑問がありました。
実際にお話を伺うと、アイランド・ツーリズムに関しては私の想像していた『リゾート』的なものではなく
1.高齢化と共に人口減が懸念される離島に仕事を作り出し
2.島の魅力を伝える人材を生みだすと共に
3.高齢化の中で住民が生きがいを持って生活できるように
4.ボランティア活動を含めた体験型の
『宿泊研修』が可能な施設を整備して活用してもらうと同時に島の環境維持に努める、という事でした。
修学旅行や企業の新人研修等、体験型の宿泊を行うことで、日常の活動を維持して離島の生活を守る点に主眼が置かれているのは、ある意味で新鮮であり、反対に離島の生活維持の難しさを痛感しました。
ただ、宿泊研修施設でありながら、よくある『教育委員会』の所管ではなく、中山間地域振興課という市長部局がメインという点で、通り一辺倒な『教育』施設ではなく、娯楽部分も含んだ『研修』施設としてツーリズムに繋げる意義があることが感じられました。