7月7日には『ふるさとうらや立志塾事業による生徒の自立心発達施策について』ということで浦安市へ。
こちらは市立中学校2年生を対象とした『21世紀のふるさと浦安を担うリーダー、学校のリーダー』を育てるという事業で、各校3名ずつ合計27名で宿泊研修を行うというもの。平成23年唯一の新規事業だったということですが、第1回と第2回以降とではどうやら少し研修の趣旨が変更になっているのか、初回は経営者等の観点からの研修だったものが、第2回以降は被災地での仮設住宅訪問や、年齢の近いロールモデルとなる高校生などの経験を追体験する形になっていました。これは、個人的には非常に大きな変化だと思うのですが、基本コンセプトは変わっていないとのこと。
ただ、この立志塾が『学校や地域のリーダーを育てる』という観点で実施されているのであれば、卒塾生の進路やその後の活躍状況など『コストパフォーマンスとして』の効果ではないものの、地域の中でどのように『施策が生きているか』、直後の子ども達の感想や変化以外の長期的な視野での『郷土愛』に繋がっているかという点などはきちんと把握していく方がBetterであり、また次の立志塾の事業実施に当たってのフィードバックに繋がるのでは?という面も。
今後、SNSの活用などを含め縦の繋がりも作っていく予定と言うことで、非常に楽しみな面もあります。
郷土愛という点だけを取り出してみたら、『祭り』というコミュニティー強化の大きな手段を持つ姫路市は強いのかもしれませんが、祭り文化による『男女共同参画』に対するバリア部分を取り除いて、地域のリーダーを育成するというのは至難の業かもしれません。その分、やりがいも大きいものと思って取り組んでいきたいですね!