10月9日は滝川市の子育て・子育ち環境条例。
『子育て』は分かります。子どもを育てるうえでの環境を整える、これはどこでもある。でも『子育ち』って???という所から、滝川市への視察と相成りました。
条例の内容としては、一言でいうと『シンプル』で、『子どもたちを育てやすい環境、子どもが育ちやすい環境を』というコンセプト。
ここで私が一番注目したかったのは、条例策定までの分科会に『子ども』自身が含まれていたこと。
大抵の場合、子育て関連の施策や条例を策定する場面って、『大人』がメインなんですよね。
そこを滝川市では、分科会として『子ども』自身が自分たちの意思を表現できる場所を設けて、その意見を参考にしたって言うのは画期的。意見を言う事で変わる部分がある、そういう体験が大人になった時に『政治』が『生活』から成り立っているという経験として活かされると、若者の政治離れの歯止めにもなるのではないか、そう思わせる部分でした。
今回、子ども子育て新システムに移行するにあたって、滝川市でも新たに子育て会議を設置するとの事でしたが、条例制定時の経験が活かされ、発展的な話ができるということはスタートからのメリットと思われます。
姫路市でも子ども子育て新システムに関連して、子ども・子育て会議が行われていますが、それと同時に『子ども議会』も開催されます。子どもたちの素直な目線で、姫路の市政を見る、そういう経験を大事にしていきたいと思わせる滝川市でした。