自転車事故・アレコレ

自転車がさまざまなところで取り上げられるようになってから、自転車事故に関しての報道も変わってきたように思いますが、私としてはどうにも納得できない報道も。
先日も、お子さん二人を乗せた自転車が転倒したところにトラックがやってきて、5歳の子どもさんがひかれて亡くなった悲しい事故に関して、まるで原因が3人乗り自転車であるかのような放送がされていました。もちろん、3人乗りの自転車は、一人で乗っている時よりも、お子さんを一人乗せている時よりもバランスとしては多少不安定かもしれません。でも、その中でも安全に走ることができるように基準も設けられたし、子どもさんはヘルメット着用が義務付けられています。
でも、本当の原因は何か?
この部分に関しての報道が一切されていないのが一番恐ろしいです。
今回の事故、発生した個所は1.3m幅のいわゆる狭い歩道です。その狭い歩道上で、対向してきた自転車とお見合いになり、不安定になって転倒したところに車がやってきて・・・おかしくないですか?
根本的に、なぜ、1.3m幅の歩道上でお見合いになるのか
自転車は『車両』です。法律上、もともと車道の左端を通ることが求められており、危険回避の為に『歩道上を通行』することができるのであって、その場合は必ず『左側の歩道』に上がることになりますよね?
今回の事故で、3人乗りの自転車が通行していたのは『右側』歩道。
緊急避難的に歩道上に上がる場合でも、交通法規に従って左側車道を通っていたら、『お見合い』自体が発生するはずないんです。
その部分に関して触れずに、3人乗り自転車に関しての報道を行うというのは、ミスリード以外の何物でもないと思うのですが…。
自転車事故が起こり、それについて何らかの報道があるたびに、『きちんと車道の左側を通行していたら、この事故は発生しなかった』という視点が欠落しているのでは…と、悲しくなってしまいます。

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