我が家の育児(?)で、一番『変わってる!』『そうしておけば良かった!』『もっと早くそんな方法知りたかった!』と言われるのが、お弁当作りです。我が家の子ども達、全員、学校に持っていくお弁当については『自分で』作っています。もちろん、時々寝坊して、今日はパンにする、とか、学食で…という日もありますが(^^;)
まず、中学校に入った時に、長女に『姫路市は給食もお弁当も選べるけど、どうしたい?』と聞きました。
ちなみに、どうしたいかを尋ねるときに『給食にしたら作らなくてもいいけれど、好きなものも嫌いなものも入る可能性があるし、量の調整はできないし、デリバリー方式なので冷めていることもある。でも、何もしなくても食べられる』『お弁当は好きなものを入れられるし、量の調整も出来るし、保温のお弁当箱という選択肢もある。でも、基本的に自分で作らないといけない』ということを『前提条件(お母さんが作ってくれることは前提に入っていない!!)』として、自分で選ばせました。
もちろん、決定権は『本人』なので、後出し文句はナシも約束です。
ただし、もちろん最初からすべて作るなんてことはできませんので、お弁当を選ぶ場合には
中学校1年の1学期はお母さんがお弁当のおかずは作るので、自分でお弁当箱に詰める
中学校1年の2学期はお母さんと半分ずつ作って、当然自分で詰める
3学期以降はお母さんは後ろで監修しておくから、自分で作って自分で詰める
というOJT方式で進めることを伝えておきます。
長女は当然のように『お弁当』を選択しました。
この方式、実は非常に便利で、お弁当をお母さんに全部作ってもらうと、どうしても『詰め方がかわいくない』とか『多い・少ない』等の不満が出やすいのですが、自分で最後は詰めていくので、文句の言いようがないんです(^^;)
しかも、徐々に習いながら作れるレパートリーが増えるので、結構料理ができるようになる。
その上、親は1年でお弁当作りを『卒業』できるんです(笑)
しかも時々、下の子のイベント等で『お母さんがお弁当を作ってくれる』というだけで、ものすごくありがたがってくれます。だって、お弁当を作るのが意外と手間なことをちゃんと知ってますから。更に、朝の短い時間でお弁当を作るには、時間短縮を図るために、料理の手際も良くなるし、手順も考えるようになるので、後々の家事の効率が良くなることを考えられるようになります。
…そして、弟妹がいるとさらにお得(?)なのが、二人目がお弁当を持っていき始める時には、長女にOJTをお願いして、1学期はお姉ちゃんが作って弟は詰めるだけ、2学期からは半分ずつ作ったらおかずの種類は倍!と言ってお互いに楽になることを教えてしまう(笑)おかげで3人目になると、1人2品でも6品入れられるよ~!とそそのかして、お弁当はお母さんが作るモノ、ということは誰も考えなくなりました。
もうすぐ、長女が大学生になるので、お弁当は下の二人だけになるのですが、すっかり朝の台所でおかずを作るということが定着しているので大丈夫そうですし、長女が下宿(=一人暮らし)でもご飯を作れないのでは?という心配だけは全くしなくても良いので、おススメの方法です。
モチロン、愛情弁当を持たせてやりたいって言う方は、お母さんが作ってあげるので問題ないと思いますが、子ども自身の自立を図りたいという方のヒントになればいいな、と思っています。