視察報告~高松市・子ども未来部・認証保育所・こども園

1月20日・21日に子育て支援対策特別委員会にて、高松市・松山市へと『子育て関連』の視察へと行って参りました。

子ども関連については、姫路市でも『子ども支援課』となっていますが、実質的には『保育園』『幼稚園』の運営に関しては一元化できるわけではなく、現在も『子ども子育て会議』において検討がなされている状況です。
そこで、『こども未来部』として市長部局と教育委員会部局を統合して運営をされている高松市に、その事例を研修という形でお伺いいたしました。一元化をした際の1番のメリットは、同じ場所で仕事をすることでコミュニケーションが取りやすくなったことによって意識の共有化が出来たこと、備品の発注や契約等についても同時に行えることによるスケールメリットや事務改善と言った、数値化できるもの、出来ないものの両面で発生しているとのことでした。国の保育所保育方針と幼稚園教育要領を一つにまとめた「高松っ子いきいきプラン」と教育・保育の方針とすることで、保育園・幼稚園の枠にとらわれずにこども園を運営されているのも特徴的と思われました。
また、すこやか認定保育所という「認定保育所」制度による独自基準を設けて、補助金を交付することで認可外保育所の保育水準や児童の処遇向上を目指しておられるとのことでした。しかも、このすこやか認定保育所、市のHPから認可外保育施設一覧を検索したときに認証を受けているかどうかが保護者から見られるようになっているのは保護者としても安心ですし、運営側としても補助があることで保育の質を向上させる事が出来るのは非常に良い制度だと思いました。
姫路市内でも、認可外保育所は沢山あります。その中でも、認可外と言いながらもほぼ認可保育所に準ずる保育所や事業所内託児施設等、子どもにとっては認可保育所と同様の託児施設も沢山あります。そういった所に関して補助を行うことで、全体の保育ニーズに対応して、待機児童が一人でも少なくなるような施策を行うことも、今後の課題となってくると思います。

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