視察報告~大阪市・情報公開条例の濫用防止策~

2月7日は大阪市役所で、情報公開条例の濫用防止策について視察研修をさせて頂きました。折しも、当日は橋下徹大阪市長の辞任記者会見等が行われたばかりで、市庁舎内も報道関係者で一杯の中でしたが、議会の会議室で色々と説明をして頂きました。本当に大阪市役所の皆様に感謝です。
さて、大阪市の情報公開条例の濫用防止ですが、実際には『特定の市民の方』による『重複する内容の繰り返しの請求』に対して、大阪市情報公開審議会において権利濫用と判断されたもの2件に限られており、実質的に市民の方の情報公開請求の権利を保障した上で、悪質な事例への対応とのことでした。
その為、濫用的な情報公開請求の差し止めを求める形での面談強要行為等差止請求訴訟を提訴している事例について伺って参りましたが、条例による明確な権利濫用の規定自体はなく、現在も運用での濫用防止を図られているとのことでした。
これは条例への明記によって『情報公開条例の権利濫用規定』が『濫用されるのではないか』と、市民の皆様が疑念を抱くことがないように、という視点からだそうです。
姫路市内では、『濫用的な情報公開請求』が発生することがないように祈るばかりです。

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