会派での視察研修最終日は、秋田市の「トップスポーツクラブを活用したスポーツツーリズム推進施策について」です。
姫路市には、『全くのプロ』のスポーツチームは、未だ無いのが現状ですが、ASハリマアルビオン等の元気なスポーツチームはちゃんとあります。(余談ですが、我が家の末っ子は、昨年まで女子サッカー選手をめざしていました。過去形なのは、どうやら新たにめざしたいことが出てきた、ということで、嫌いになったわけではないそうです。)
秋田市では、秋田県の「スポーツ立県」とほぼ同時期から「スポーツホームタウン」を推進しておられ、地域に密着した活動を行っているクラブスポーツを地域活性化の起爆材とすべく応援してこられたそうで、現在3チームを支援しておられるとのことでした。
ここでの一番のキモは、それぞれのチームが単独ではなく、トップスポーツコンソーシアム秋田を通して、一体的な市民向けの活動を行うことで、市内全体の気運を高めることができた点や、NPOを通したことでフットワークが軽くなり、柔軟な対応が可能になった点など。どうしても行政中心だと困難な問題についても、NPO法人が主体となることで市民との距離が近づいている点が素敵だと感じました。
ちょっと期待をもっていたのが、他の部署(スポーツ振興課や環境総務課)とのタイアップ状況でしたが、そこまでは未だ・・・とのことでしたので、今後の展開について注視していきたいと思いました。(個人的には、グリーンツーリズム等との連携があれば・・・と思っていたのですが、残念!)
視察当日はちょうど翌日にブラウブリッツ秋田(サッカー)のホームゲームが開催されるとのことで、駅前を始めとした中心市街地にのぼりやバナーが並んでおり、ホームでの盛り上がりを感じることができました。
姫路でも、『官兵衛ブーム』だけでなく、スポーツチームによって盛り上がるようになれば・・・と思いますが、それにはまず、現在市内にあるスポーツチームを応援する気運を高めて行くために必要なことは?と考える必要性を感じました。