駒田かすみ ~母として人として~
民主党男女共同参画担当者会議・研修会


11月12日に民主党全国男女共同参画担当者会議・研修会が開催されました。
今回の男女共同参画担当者会議は本来、来春の統一地方選挙に向けて、男女共同参画推進本部の活動や、政策面について会議を行う…というのが予定でした。
が、急遽この直前に『衆議院解散』の情報が飛び交い、男女共同参画会議の冒頭に海江田代表の挨拶があるという事で、民主党本部の会場は取材のマスコミでいっぱいの状態。各県連代表者として参加している女性議員や新人女性候補予定者は面喰らいつつスタートしました。その間にも、各級議員の携帯は、それぞれの県連からの電話が…。当然、私の所にも11区姫路総支部からの連絡が入りましたが、県連の代表として話を聞いて帰らなければならないため、帰姫は終了後になります。

内容はすっかり衆議院の解散総選挙に向けての対策などになってくるのは仕方ないのですが、研修会・講演会は続行です。そのために全国から集合したわけですから。まぁ、もともと統一地方選に向けた女性議員としての取組や活動事例報告など、本来の研修内容に衆議院選挙がプラスされたような感じでした。

そして、今回の研修会の一番の目玉(?)は『フィンランドの「ネウボラ」制度など、子ども・男女共同参画政策について』ということで、フィンランドで実際に行われている子育てや男女共同参画などの制度の状況の詳細をお聞きすることでした。フィンランドやスウェーデンなどの北欧諸国は非常に税負担率が高い代わりに社会福祉制度が充実している事は、中学校や高校の社会科などでも習う事ですが、実際の状況については『知らない』のが現状ではないでしょうか?

そんな中、ネウボラとは?という疑問から、講演会はスタート。
フィンランドは世界中で最初に『女性の参政権(選挙権・被選挙権)』が同時に認められた国で、まさに父親と母親が等しく子育てに参加し、政治に参加し、社会にかかわっているという『男女平等意識』が根付いた国。その中で政策的な支援だけでなく、実際に子育て中の父親が、父親休暇を取得しても給与の70~75%を支払われるという状況であり、仕事でも家庭でも『男女の役割』が決まっていないとのこと。ジェンダー意識にとらわれずに、できる事をできる方がやる方が良いという合理的な考え方で家庭生活が行われているため父親が『手伝う』という感覚がないというのは、驚きと共に羨ましくもあり…(手伝うというのは『主体』が別の人で、自分のやるべき事として認識されていないから出る言葉、ということが徹底されているとのこと)
そのフィンランドでネウボラ(出産子育て支援センター)として、妊娠から小学校入学までを『同じ担当保健師』によるファミリー全体のトータルサポートが行われるというのは、非常にすごい事だと思いました。子どもだけでなく、母親・父親・兄弟姉妹などを含めて家族全員の心身の健康をサポートし、そのデータを50年間保存するということは、家族の歩み全体を行政が支援しているということに他ならないと思います。そして、その中で医療的な面、家族全体の発達保障、生活に至るまで細かく支援してもらえるというのは羨ましい限りです。しかも、出産時には母親手当として育児パッケージという『育児に必要な物のセット』(又は140ユーロ)をもらえるとのこと。所得制限も設けられず、ネウボラもしくは医療機関での妊婦健診を受ける事が受給条件とのことで、子どもが生まれる事を国全体が喜ばしい事として支援していることがよく分かります。これによって妊産婦と乳幼児の死亡率が低下し、出生率が上がるのは当然の事。
こういった心遣いや子どもを支援する風潮は、今の日本には…『保育書が近くにできるとうるさい』という考えの方もいらっしゃる現状では、少し難しい面もあるのかもしれません。

しかしながら、若い世代には『ジェンダー意識』による男性の子育てや家事への抵抗感も減ってきているのも事実です。今後の日本を、そして姫路市内を考える時、本当に子育てしやすい環境をどうやって作っていくか、『子ども・子育て新制度』への転換を通して、もう一度検討する必要が大きいと考える講演会でした。

その後は新宿駅西口にて『男女共同参画本部』主催での『女性議員(もしくは予定候補者)』による街頭宣伝活動も。
こちらでは、私からは姫路市での放課後児童クラブ(学童保育)の時間延長に関しての必要性と、その取組について訴えさせて頂き、『学童保育の延長が、ひいては地域医療の充実に繋がっている』という現状をお伝えさせて頂きました。

今後も、女性議員として『働く女性のニーズ』をきちんと伝えていく為に、頑張って参ります!