視察報告~釧路市公有資産マネジメント

5月11日から13日まで、会派『市民クラブ』で視察に行って参りました。
今回の行き先は釧路市・帯広市・札幌コンベンションセンターの3箇所で4テーマです。
11日の釧路市には、姫路を早朝6時45分出発だったものの、乗り継ぎの都合上少し遅めの15時からという時間でしたが、快く引き受けてくださったのが非常に有難かったです。
視察内容の公有資産マネジメントとは…平たく言えば、建物等の公共施設を管理するのに最小の経費で最大の効果を出すためにどのようなマネジメントを行うか…の一言に尽きます。
姫路市でも、昭和時代の老朽化した建造物などをどのタイミングでどのように『補修するのか』『集約するのか』など、議論になっていますし、香寺町内でも健康福祉センターと香寺公民館のように『近い場所』にある『設置時の目的が違う』けれど『箱物としては類似している』ものについてどのように考えるか、という点でも非常に参考になります。

担当者の方の説明の中で興味深かったのは、考え方の基本的な部分として『専用施設』じゃなくても『機能さえ保てれば良いのではないか』という発想の転換と、人口減少の中でいかに『市民が納得できる試算を提示するか』ということ。その中には、試算は出すけれど具体的な施設名は出さない…しかし、保全優先度に関しては明示する、というテクニックも!

今年度から実際に2箇所の地区会館と1箇所の児童館を複合化した形での建設に取りかかり、これまでの施設については売却等も検討されているとのこと。上手くいくコツをお聞きしたところ、『市民からの要望』という形で取り組めるような仕組みができていたという点が非常に大きかったように思いました。

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