1月26日は柏市における長寿社会のまちづくりということで、柏地域医療連携センターとその周辺について視察させて頂きました。こちらは原則として、複数議会・行政関係者との合同視察という事で、今回は山形県天童市議会の皆様とご一緒させて頂きました。
さて、この地域医療センター周辺は『豊四季台』というURが開発した旧来の『ニュータウン』ということで、若い世代から高齢者まで、様々な世代への対応を含めた形での地域再生事業と、それに合わせた形での地域医療という面の両面からのアプローチについて教えていただきました。
地域医療に関して言えば、在宅療養支援診療(訪問診療)を行っている診療所が31箇所とのことで、医師会に登録されている診療所の総数が280箇所のうち、専門科を省くと診療所の4~5分の1が訪問診療に対応されているのではないかとのことで、高い割合でもあり、更にICTシステムで他職種での連携を図っておられるという話でした。
それと同時に、自宅での看取りも増えているということで、最後まで自宅で過ごしたいという高齢者の方の希望に対応できる形は、今後のニーズとしても姫路市が取り組んで行く必然性を感じました。
ただ、この訪問診療、実際の状況として考えた場合に、医師の経営的な面での不都合は無いかも知れないけれど、『時間的な面』での疲弊が気になるところ。日常的に外来診療を行っていて、更に訪問を、というのでは、医療側の負担が大きくなるため、訪問診療のみ、という形も検討が必要では無いかと思いました。
地域医療連携センターでの説明の後、豊四季台の再開発状況等も見せていただきましたが、こども園、散歩道の整備や、団地内の店舗の再整備、カーシェアリング等、新しく整備された箇所と、旧来のままの箇所とを見比べると、多少の淋しさも感じました。