18日は熊本市で、災害時の行動計画や受援計画について。
…と言っても、日程の都合上、前日に熊本入りして、集合時間までに時間が有ったので、早朝に熊本城周辺を一回りして様子を見てから視察に臨みました。
熊本地震に関しては、各種報道等でほとんどの方がご存知の通りですが、その中で、災害時の行動が、それまでの避難所マニュアルの通りに進むのか、更には支援物資の配送なども含めての実態をお聞きすることが今回の視察の目的です。
お話を伺う中で、個人的に一番印象に残ったのが「避難所運営マニュアルがあっても、熊本には地震は来ないと思い込んでいたり、その存在を知らない職員がいたりした」という事実。結局、各避難所で「日常から」避難所協議会を設置して、話をすることの重要性が見えてきたという事でした。
その中でも、避難所協議会のあり方については、姫路市でもしっかり見習う必要があるように感じました。
熊本市の避難所協議会は、市職員・学校職員・地元住民(自治会役員)というこれまでの枠組みだけでなく、そこにPTA役員などの「普段学校を使用している子どもの保護者」を含める事で、女性や子ども達の視点での避難所運営に繋がる形になっているのは、非常に有意義に感じました。実際、小学校高学年の児童や中学生等、アテにするわけではなくとも、非常時にはその存在がありがたい世代の保護者が一緒に話をする事で、運営がスムーズに進むことも期待できますし、最終的に避難所の解消を考える段階までの流れを作る事ができるのではないか、と思いながらお話を伺いました。これに関しては、今後、質問にも盛り込んで行ければと考えています。