4月14日には姫路市議会の女性議員を中心とした、『男女共同参画』に関しての条例を進めたいと考える議員有志で、羽咋市の『男女が共に輝ける21世紀のまちづくり条例』について視察研修に行かせて頂きました。
羽咋市では、平成12年という早期から条例化を含めて推進してこられ、その事例が『よくわかる自治体の男女共同参画政策』という学陽書房の書籍にも紹介されており、実際の状況などをお聞きすることで姫路市の状況と照らし合わせて考える事ができるという事で、お話しを伺いました。
策定は、当時の市長の熱意によるものが大きかったものの、当時の詳細については既に12年以上も前の話であり、記録が残っていない部分もあるとのことでしたが、啓発に関しては手作りの紙芝居の上映(ここからインターネット上で見ることもできます)や、条例によって審議会等の人数についても男女比率に関して制限が設けられていたり、アンケートによる意識調査が義務づけられていることから、じわじわと・・・という部分も存在しているそうで、やはり『条例』という部分の重要性を痛感しました。
そんな羽咋市の条例作りまでの経緯に驚いたのは、『市長の熱意』によって1年足らずで条例策定がなされたという事実。反対に、所管が市長部局と教育委員会を行ったり来たりしているのは、当時の市長から、新しい市長に交替する度に変更がされているという事。やはりトップダウンでの体制は難しいと感じました。
羽咋市では、男女共同参画社会作りに関しての視察研修の後、担当の方から市内の『名所』についてご案内頂きました。『千里浜なぎさドライブウェイ』や宇宙科学館『コスモアイル羽咋』など、他の自治体には珍しく『アソビゴコロ』のある名所を市の職員の方が誇りを持ってご案内頂けるというのは、とても素敵なことだと思います。