視察報告【大阪城公園パークマネジメント】

1月29日~31日にかけて、会派視察研修と言うことで大阪市・館林市・伊豆市を訪問して参りました。
29日はまず大阪城公園のパークマネジメントについて。
こちらは近年、Jo-TerraceやCool Japan Osakaのホールなどとても活気のあるエリアと、大阪城やその周辺の文化庁の管轄する歴史的な建造物等を有する特別史跡が、一大観光エリアになっているため、姫路城プラスワンを考える上で非常に参考になります。
お話を伺ってみてビックリだったのが、PMO(パークマネジメント)事業として、通常は指定管理を行う事業者に対して委託管理費を支払い、入場料金等(の一部)を自治体に納めてもらうという形が一般的なのに対して、大阪城のPMO事業では事業者による事業収益を公園全体の管理運営に還元し一体的マネジメントによる維持管理を行うことで、委託料(代行料)に依らない管理運営を行うだけでなく、収益が上がった場合にはその一部を納入するというシステム。
これなら、自治体にありがちな委託管理事業にありがちな『細かい点の変更ができない』とか『実態に合わない形の部分の修正がすぐにできない』というマイナス面をカバーできるだけでなく、管理運営コストとしても非常にメリットが大きいですね。そしてその投資に関する収益をきちんと民間が得られるように20年間という長期の期間を設定しているのにも納得しました。
自治体と民間との官民協業を考えるときに、非常に合理的で市民にとっても嬉しい施策のあり方だと思いました。

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